パリのパン屋さん■渡邉政子
やっぱりパン好きのベーシックは、パリでパンを食べ歩き。
パリのパン屋さん
97年第一版なので、掲載されたお店は多少事情が変わっているのかもしれません。
叶うことなら、私もこの本の情報を携えて、パリでパン三昧といきたいものだなあ。
でも、この本を隅から隅まで読んで眺めているだけでも、充分にバゲットの香りがふわっと漂ってくるような気分に浸れます。
チーズのみはさんだカスクルートに、層の一枚一枚がくっきりと見えるクロワッサンに、素晴らしい気泡のできたバゲットの断面に、いちいちため息をつきながらページをめくり、カフェオレをすすります。
一般人では知りえない、職人さんやオーナーさんへのインタビューでは、パンに対する愛情や気遣いにあふれていて、そんな話を聞いてからほおばるパンは絶対に美味しかろうと思います。
パン図鑑も圧巻、欲を云えば大きさの比較がよく判らないという点かな。
高級ホテルの支配人一家の食生活は、理想的過ぎる・・・。
時折織り交ぜられる、渡邉さんのコラムも楽しいです。
ビジネスクラスの食事は、やっぱり羨ましいの一言。
ごく普通に美味しいなんて、飛行機ではありがたい話だと思います。
その航空会社の英国便(勿論!?エコノミー)に乗ったときには、殆ど食べられないと思ったので・・・。
とにかく幸せな気持ちになれる、パンの1冊でした。
これを書いてるときにも、なんだかカフェオレの気分で、ついつい中断して淹れてきてしまいましたよ。
そういえば、パン・オ・レザン、とっても好きで、こればかり買ってた頃もあったなー。
最近食べてなかったので、26ページ目の画像で今すぐパン屋さんに走りたくなりました。
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