【レポ】フランス式 パンの食べ方・楽しみ方セミナー
5月に日本パンコーディネーター協会が東京:品川にて主催した、「フランス式 パンの食べ方・楽しみ方セミナー」に参加してきました。
フランスBRIDOR社技術顧問ドミニク トレミュロー氏が語る、本場フランスのパン事情はとても興味深いものでした。
健康志向を受けての、塩の配合の変化と味との兼ね合い・せめぎ合いも時代の流れなんですね。
乳製品などの厳しい基準も、品質のレベルを保つためなので納得ですが、確かに日本で使うには高価すぎる・・・日本でも乳製品の生産をもっと応援したいなと思います。
今の日本は、牛乳離れ → 生乳を生産しない → 乳製品不足 → 乳製品の高騰・入手困難 と云う哀しい状況ですものね・・・。
何でも安ければいいとは全然思わないし、あるべき姿とは思わないので、適正な価格で生産者さんたちにも作って嬉しい、私たちも食べておいしい、そんな世の中になるといいのになあ。
さて、ブリドール社は冷凍パンでとても有名なメーカーさん。
実は、パンコーディネーターの勉強をするまで、こんなに世の中に冷凍パンが浸透していたとは全く知りませんでした。
なおかつ、「冷凍パンかー」とややガッカリしたりもしていました。
でも。講義の途中で、ふわっといい香りがしてきて。
ええ、どれもおいしいですよ。
恐らく特にホテルの朝食とかで、冷凍パンを既にたっぷり楽しんでいたことと思います。
おいしいパンを提供することを大切にしてくれるのであれば、寧ろこういうのを積極的に使って欲しいなとも思いました。
あと、パンやヴィエノワズリーの解説(日本では、まとめてパンだけど、フランスじゃ厳密にパンとヴィエノワズリーに別れているのが、フランスだなあと思いました)、地方別のパンの種類の解説などなど、興味深いお話万歳でした。
冒頭の写真は、スシブレッドと云うべき、新しい感覚のサンドウィッチ。
面白いです。
私も挑戦してみようっと。
パンもたくさん食べられて、おいしいセミナーでした。