紀ノ国屋×パンコーディネーター テーブルを彩るパンレシピ掲載♪
紀ノ国屋さんと、日本パンコーディネーター協会の好評コラボ企画「テーブルを彩るパンレシピ」。
1月のイギリスパンでは、私がレシピ提案をしております。
それぞれ、ページ構成が違っておりますので、両方ご紹介しておきます。
●紀ノ国屋さんのサイト
●日本パンコーディネーター協会のサイト
今回は、紀ノ国屋さんの伝統の手法で作り続けてロングセラーとなっているイギリスパンがお題でした。
なぜこういうメニューの提案に至ったか、パンコーディネーターとして何を考えたかを、ちょっとご紹介してみようと思います。
コンセプトはこの3点でした。
(1)熱々のメニューにしたい!
寒い1月に掲載と決まっていたので、ホットメニューにしようという考えがまず浮かびました。
熱々メニューで、しかもできるだけ冷めにくいようなものがいいなあとも思いました。
冬に食べる熱々メニューというと、まず鍋が思い浮かびます。
そこから煮込み…シチュー・・・と最初はパンを器にしてシチューを入れるようなものをぼんやりとイメージし始めました。
(2)新しいパンの需要を掘り起こしたい!
ノースライスをもっと購入して欲しいなという思いがあり、これを使うことにしました。
最近は家族構成も少人数化しているせいか、イギリスパンの3枚入りのラインナップも用意しているほど。
ここでひとつ、どーんとノースライスを使い、厚めにカットして、食べられるパンの器にしてみようじゃないか、と思いつきました。
厚めにカットしてトーストすることで、クラムの2種類の味わいを楽しめるようにもなりました。
つまり、表面のカリカリした食感と、中のふんわりとした食感をダブルで味わえるのです。
実際の店舗では、前もってお願いするのがおすすめです。
紀ノ国屋の e-shop KINOKUNIYAでは常時購入可能ですのでぜひご利用下さい。
(3)簡単で応用が利くようにしたい!
私がもともとズボラな性格のため、たくさんの材料を用意したり、工程が複雑だったりすると、「やーめた!」という事になってしまいがち。
なので、材料も簡単、工程も簡単につとめました。
材料は紀ノ国屋さんでも人気の冷凍の海鮮グラタンを利用しました。
しかし、ご家庭でそれぞれ作られたシチューやカレーなどを使って、自由にアレンジも可能です。
むしろ、そういうリメイクメニューにもどうぞパンを利用してくださいといいたいくらいです。
そんな経緯で、熱々グラタンパンを提案したのです。
イギリスパンの魅力は、トーストが一番引き出せるかもしれません。
でも折角なら、色んな食べ方をして、より食事を楽しく演出することで、食卓も楽しくなります。
おいしいパンとパン料理を、もっともっとたくさんの人が楽しんでもらえるといいなと思って、今回のお仕事を担当しました。
私自身も、とても楽しかったです。
紀ノ国屋のご担当者さま、工場長さま、カメラマンさま、そしていつも心強いパンコーディネーター協会さま、皆様のお陰で無事にリリースできて嬉しいです。ありがとうございました♪
そんな感じで、パンコーディネーターの仕事を楽しんでやっております☆