なんでもない丸パン
なんでもない、シンプルな丸パン。
だけど、これが私の最初の大事な食事となりました。
日曜の夜、恐らく牡蠣と思われることで体調を崩し、それほど世に言うほどの症状ではなかったけど、それでも十分にぐったりとして、月曜を絶食して一日寝て過ごしました。
で、なんでこのパンかというと…。
パンピザの生地を作った時、仕込み水の分量を間違えて適当に粉を足して捏ね上げた生地の半分はそのまま冷凍してました。
日曜の夕方、これを焼こうと冷凍庫から出して置きました。
しかし、夜には体調が急変。
ひとまず解凍しかけの生地は冷蔵庫へ入れておいたのです。
月曜、一日何も食べてなかったのと、火曜の朝食の準備なども気になり、そうだこのパンを焼いておこうと思って、簡単に丸めなおし、2次発酵をして、焼いたのでした。
火曜、シンプルでなんでもないこのパンが、なんと優しく胃に染み渡ったことか。
これまで、弱った胃にはお粥と相場が決まっていました。
しかし、シンプルなパンは柔らかく消化もよく。
パンでもいいじゃないか、、と実感しました。
パンを一口含み、ゆっくりゆっくり噛んでいくと、甘みが広がり、ホッとします。
最初は一切れだけで終わりました。
またあまり食べると負担になりますしね。
逆におかゆだと味がないし、つけるとしたら塩分に偏ってしまいがちだし。
だったら普通にご飯の方が咀嚼して甘みや旨味を感じられると思うのだけどなあ。
なんて思ったのでした。
パンはお腹にたまらない、とか、すぐお腹が空く、という点を挙げられることが多いのですが、それは逆に消化が良いということになります。
パンの種類にもよりますけどね。
シンプルなパンは、こういうときの快復食にぜひ利用していきたいと思っています。